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石巻・川の上プロジェクト

プロジェクト概要
石巻・川の上プロジェクトは「まちを耕し、ひとを育む」という理念を掲げ活動している。約400世帯が住む川の上地区は2017年に防災集団移転により沿岸部から約400世帯が移り住む予定である。異なるバックグラウンドをもつ人たちが一緒になるため、新旧の住民が親睦を深める場が求められていた。川の上プロジェクトは、住民同士が交流を深める場として、まちづくり勉強会と懇親会を兼ねた「イシノマキ・カワノカミ大学」を実施している。「川の上・百俵館」は、大谷地農協が精米や搾油していた倉庫を改築し子どもも大人も誰でもいつでも本を読み、学び、地域の未来に向けて語り合い、気軽にお茶っこが楽しめる公共の場を提供している。

第1期
クライアント: 一般社団法人 石巻・川の上プロジェクト
プロデューサー: 三浦秀之(石巻・川の上プロジェクト)
アートディレクション・デザイン: 小野圭介(ONO BRAND DESIGN)
ランドスケープ: 石井秀幸(株式会社スタジオテラ)
百俵館 建築設計: 上田真路(EDO社)
建築施工者 : 三浦富雄
プロジェクト協働: 鳥羽真(Like Bla Re)/山下匡紀(カラーキネティクス・ジャパン)/藤代健介(株式会社prsm)/
平本知樹(Little Machine Studio)/石巻・川の上プロジェクトメンバー
制作年: 2013-2015

第2期
クライアント: 一般社団法人 石巻・川の上プロジェクト
プロデューサー: 三浦秀之(石巻・川の上プロジェクト)
アートディレクション・デザイン: 小野圭介(ONO BRAND DESIGN)
ランドスケープ: 石井秀幸(株式会社スタジオテラ)
耕人館 建築設計: 平本知樹(株式会社wip)
照明デザイナー: 山下匡紀
建築施工者 : 三浦富雄
制作年: 2016-2018

受賞:
グッドデザイン賞 BEST100/復興デザイン賞(2015)
グッドデザイン賞 BEST100(2018)
SDA(日本サインデザイン賞) 優秀賞(2015)
SDA(日本サインデザイン賞) 地区デザイン賞(2018)

プロジェクトロゴ開発
新たに生まれる未来のまちの姿を考えるプロジェクトの姿を象徴し、ロゴは地域のシンボルである上品山(じょうぼんさん)の麓に生まれる新しいまちの賑わいをイメージした。「まちを耕し、ひとを育む」という理念コピーの開発、ロゴ、名刺、webサイト、イベントのチラシなどのデザインを担当。導入後も継続的なサポートを続けている。

第1期「川の上・百俵館」
石巻・川の上プロジェクトの一環として行われた、地域に根ざしたカフェ機能を持った図書館のブランディングプロジェクト。大正時代に建設された農協倉庫を、地域の住民へのヒアリングや、様々な職能を持った専門家でのワークショップを経て、「教育」「居場所」「暮らし方」の3つの方針を持ってリノベーションした。3000冊の蔵書を持つ図書館機能をベースに、まちづくり勉強会「イシノマキ・カワノカミ大学」の開催、地元の専門店と協力したカフェ/ショップの運営、コンサートやイベントの開催など、様々な機能が展開される。2015年4月11日の開館以降、専門家が常にサポートしながら、地元住民による主体的な運営が始まっている。ONO BRAND DESIGNはプロジェクトの一員として、ネーミングや施設コンセプト、ロゴデザイン、サインデザイン、各種アイテムデザインなど、ブランディングデザインの側面を中心に継続的に関わっている。

第2期「耕人館」「たねもみ広場」
2015年4月、石巻の防災集団移転地域にオープンし、地域住民に愛されている私設図書館カフェ「川の上・百俵館」。その第2期計画として、2018年4月に地域の学び舎「耕人館」と、地域住民が集う広場「たねもみ広場」がオープンした。ONO BRAND DESIGNでは、「百俵館」に続き、「耕人館」「たねもみ広場」のコンセプト、ネーミング、ロゴデザイン、サインデザインを担当した。

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